一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
手術が終わったお父さんの元へ行くと、
目を覚まさずに酸素マスクをつけてるお父さんがいた。

「ごめん…ごめん…気づいてあげられなくて、ごめん…医者なのに…ごめんね」

お父さんの手を握り、その手を額につけて謝った。

ガラッ
「大丈夫か?」
晴が病室に来てくれた。

「ん、大丈夫、きっとお父さんは目を覚ましてくれる、から。だいじょうぶ」

「自分を責めるなよ」

「わかってる、わかってるけど…」
やりきれない気持ちをどこにやればいいのか分からなかった。

そして、その日中にはお父さんは目を覚まさなかった。
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