一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
南のことを抱き上げて

「バカ!だから言ったろ、無理すんなって」

「三浦もそんなに怒らないの。南ちゃんこんな顔真っ青なんだから」

松崎もついてきた。

「まぁ、採血だけどね。お仕置き」

うなだれてた南が
「え?!…や!やだ!」

「はい、暴れない。誰が悪いの?南でしょ」

「松崎さん…ハァ、助けて」
松崎は、一浪して実は俺らより一つ歳上なので南は松崎さんと呼ぶ。

「そんなふうに言われてもね…。多分南ちゃんが暴れないように俺は抑えないといけないんだろうし」

そうこう言っているうちに、診察室に着いた。
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