一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

ん?なんで?

重い頭を起こすと、知らない部屋だった。
でも、考えても晴と飲んだあとの記憶がない。
「ここどこ?私やっちゃった?」

ブツブツ言ってるとドアがガチャっと音を立てた。

「起きた?頭痛くない?」

「え、晴。ん?ここ晴の家?頭?言われてみれば…え、まって、頭痛い。」

「ごめん…俺が言って、頭痛意識させちゃた?」

「でも、呑みすぎたのは南だよね?俺はすごく今回のことで心配になった。幼馴染として、いや、兄としてかな。もう少し警戒心を持ってもらわないと…」

私のことを叱り始める晴に内心驚いていた。いつも、晴は心配はしてても、お説教はしなかったのに…

「きいてる?」

「あ、ごめん。晴が私にお説教するの初めてだから。なんでかなーって、思ってた。」

「もう俺は決めたから」
だんだん晴が近づいてきた。
「な、なにを?」

「ん、?南を離さないって」
「え、どういうこと?え?」
戸惑ってる私のおでこに晴は、キスを落とした。
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