一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
「あと、もう一つ葵には言ってないことがあって、私母親を交通事故で亡くしてるんだよね。しかも、私はその事故を目の前で見てて、その事故があったのが雨の日で
夢でうなされることがあるの。雨の日に限ってだけど」

「うん」
葵は優しい声でうなずいた。

「それで、晴がこれから雨の日は、晴の家で泊まることになった」

「ん?急展開すぎて頭がついていかない。
つまり、雨の日は三浦先生の家に泊まるっていう約束ができたと。」

「うん。」

「三浦先生、南に本気じゃん」
葵はボソっとつぶやいたけど、私には聞こえなかった。

「とりあえず、わかりたいことはわかった。」

「何が分かったの?」
素直に葵に質問した。

「その答えは、三浦先生に聞くしかわからないと思うよ。じゃあ、電話切るね」

「えっ、ちょっとまって、あ…切られた。」

一方、葵は
「三浦先生、ガチ恋か。南に。これは看護師入る隙ないわー。」
一人でニヤニヤしながら楽しんでいた。
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