一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
お母さんに線香を上げたあと、
車に乗り込んだ。

フロントガラスに雨が打ちつけていた。
雨…

そんなことを思いながら、晴は何も言わずに車を走らせた。

私の家の前まで来ると、
「明日の着替えとか持っておいで」
と、当たり前のように言われた。

「え?」

「約束したでしょ。もう、一人で寝かせないって」

「悪いよ。晴明日、夜勤でしょ。一人のほうが眠れるって」

「うるさい。もう、うちに連れてくよ。」

「はい、すいません。すぐに着替えを取ってきます。」

「よろしい」
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