君と二人でいられること。
秋になり、夏也くんと出逢ってから半年がたとうとしていた。

それと時期を同じくして、学校では学園祭が執り行われるそうだ。うちのクラスは、鮫上・倉下ペアの提案で“ドキドキ脱出ゲーム”にきまった。

最初こそ揉めたものの、徐々にクラスに一体感が生まれつつあった。

「学園祭楽しみだね!」

「そうだな」

夏也くんも鮫上くんと楽しくやっているようで、学園祭を楽しみにしてくれていた。

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