世界一可愛い私、夫と娘に逃げられちゃった!
「けっ、上級国民様のお家は違うねぇ」
(ほり)、無駄口叩いてないでとっととやれ、さーちちゃんからご褒美もらえねーぜ」
「そうだな」
 川口と堀は翡翠と琥珀をゆっくり抱え上げて、家の中に連れて行く。
 奥から男性2人がやってきた。
 2人とも大柄で、1人はスキンヘッド、もう1人は角刈りだった。
神牧(かんまき)曽田(そだ)、こいつらをやれ。持ってるか?」
「ああ。買ってきましたぜ」
 スキンヘッドの神牧が布テープを見せた。
 2人は川口と堀にバトンタッチされ、先に川口が和室に向かった。
 後ろにみんなついていくと、川口が「ここの中に放り込んでろ。身動きできないようにしろ」と指示した。
 神牧と曽田が子供達の手、足を縛るように、口や目をテープで塞いだ。
 物音を立てないように押し入れの中に入れて、出られないようにつっかえ棒をさした。
 その間川口は神牧と曽田の様子を動画と写真撮影していた。
「お前達見張ってろ。なんかあれば俺に連絡しろ」
「いえっさー」
 川口はさーちゃんにこんな感じですぜと送りつけた。
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