僕は花の色を知らないけれど、君の色は知っている
あれだけの少人数だ、そう思われてもしかたない。
実際、個性的な部員たちはやる気に満ちてて、部室内は廃部の空気どころか、妙なギラギラ感が漂っているけど。
「それにさ、高安も写真部じゃん」
星羅の口から思いがけない名前が出てきて、表情筋が固まった。
「……高安くんのこと、知ってるの?」
「うん。去年、同じクラスだったから。マジできもかった」
サラリと言われたセリフに、胸をぐさりと刺された思いがした。
全身が一気に乾いたようになっていく。
「なんかやたら汗かくしきょどってるし、いるだけでキモくて、クラス中から嫌がられてたよ。別にいじめたわけじゃないのに、いじめられたとか言い出して、マジでうざかった。親を巻き込んで大騒動起こしてから学校来なくなったらしいけど、自分がキモいから悪いんだっつーの」
――『ねえ、お弁当持ってない? ここで食べたのかな』 『え、きも』
実際、個性的な部員たちはやる気に満ちてて、部室内は廃部の空気どころか、妙なギラギラ感が漂っているけど。
「それにさ、高安も写真部じゃん」
星羅の口から思いがけない名前が出てきて、表情筋が固まった。
「……高安くんのこと、知ってるの?」
「うん。去年、同じクラスだったから。マジできもかった」
サラリと言われたセリフに、胸をぐさりと刺された思いがした。
全身が一気に乾いたようになっていく。
「なんかやたら汗かくしきょどってるし、いるだけでキモくて、クラス中から嫌がられてたよ。別にいじめたわけじゃないのに、いじめられたとか言い出して、マジでうざかった。親を巻き込んで大騒動起こしてから学校来なくなったらしいけど、自分がキモいから悪いんだっつーの」
――『ねえ、お弁当持ってない? ここで食べたのかな』 『え、きも』