大好きだったよ。
今きみはどこにいて誰と過ごしているんだろうー

ふと考えた。

きみのことが好きだった高校時代。

一緒に登下校をしてくだらないことをたくさん喋って喧嘩して
どれも素敵な思い出だ。

でもーーー


告白する勇気がなくてきみを盗られちゃった

もしあの頃に戻れるなら好きですって伝えてみたいな。

もしかしたらなにか変わるかもね

でもいいんだ。

君との思い出は私の中でキラキラした宝石みたいにあるからさ

それを壊したくないし失いたくない。




「ねえ今なに考えてたの?」

「んー…きらきらした宝石箱の中のこと」

「何それ」

ふふっと笑う彼

今の自分は十分すぎるほど幸せだ。


私の左手の薬指には輝いてる指輪。

「それより式場どうする?俺はさくらが選んだとこならどこでもいいよ。」

「じゃあ…こことか。すごく素敵」

「確かにさくらすごく好きそう」

私の隣には私の愛する恋人…いや婚約者がいるから

きっかけはきみが告白されて付き合ったとき校舎裏で泣いてた私を見つけてくれた


それが隣にいる彼


彼から告白されたときはびっくりしたし断った

でも彼は諦めずに何回も告白してくれたし私と居てくれた。私もそんな彼を知るたびにどんどん好きになった。

そうして今がある。

だからきみは私達の恋のキューピッドだよ。

ありがとう。

きみにいつか会えたらそういうね

それとーーーーー

< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:6

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

オオカミくんは赤ずきんちゃんを溺愛する
ふたば/著

総文字数/8,417

恋愛(学園)16ページ

表紙を見る
甘くて、苦くて、ちょっとしょっぱい。
ふたば/著

総文字数/1,428

恋愛(純愛)5ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop