【短編集】婚約破棄から幸せを掴むまで
ホールデンの様子を見て違和感に気づいたノエリアの母親とホールデンの母親であり、この国の王妃であるテーラが2人の元に向かう。


「どうしたのですか‥ホールデン」


テーラに話しかけられて瞳に溜めていた涙がポロポロと溢れるホールデン。
ラランド公爵から成り行きを聞いたテーラはクスクスと笑いながらホールデンの前に座る。


「母上っ!僕は‥ノエリアに相応しくないですか?」

「ホールデン‥貴方はこれからノエリアを大切に出来る?」

「もちろんです!」

「いつか気持ちは伝わるわ、大丈夫よ」

「母上‥!そしたらノエリアは僕とけっこんしてくれるのですかっ?」

「ふふ、そうね」

「‥‥。そしたら僕はノエリアを守るステキな王子様になります!」

「あら、それはすごいわね」


テーラはホールデンの頭を撫でる。
ノエリアは母親に怒られたのか、ノエリアも大きな目に涙を溜めながらホールデンの側に行くと、ギュッと手を握り泣きながら口を開いた。
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