【短編集】婚約破棄から幸せを掴むまで
そしてラランド公爵邸にやってきたレイチェルは嬉しくて堪らなかった。
サイレン子爵家とは比べ物にならないくらいに豪華な装飾品、ドロシーにそっくりなレイチェルを愛してくれる素晴らしい父親。
最初は反抗的だったが、レイチェルが少し優しく褒めただけで心を開いた可愛い弟。
しかしノエリアだけは何もかも違った。
ノエリアはレイチェルにないものを全て持っていた。
ノエリアは初めから冷めた視線でレイチェルを見下しているような気がした。
思えばその時からレイチェルはノエリアが嫌いだった。
それにレイチェルよりも美しく、頭も良く、王太子の婚約者であるノエリアが気に入らなかった。
何もかも自分が1番でなければ気が済まないレイチェルにとって、ノエリアは邪魔でしかなかったのだ。
(ノエリアさえ居なくなれば‥私は1番になれる)
レイチェルのそんな気持ちはどんどんと高まっていく。
そしてその事をドロシーに相談するとドロシーは微笑みながらレイチェルに言った。
「レイチェル、お母様の話をよく聞きなさい」
「はい」
「貴女はこの国の王妃になるの」
「王妃?」
「ふふ、そうよ‥?貴女の大好きな1番になるの」
サイレン子爵家とは比べ物にならないくらいに豪華な装飾品、ドロシーにそっくりなレイチェルを愛してくれる素晴らしい父親。
最初は反抗的だったが、レイチェルが少し優しく褒めただけで心を開いた可愛い弟。
しかしノエリアだけは何もかも違った。
ノエリアはレイチェルにないものを全て持っていた。
ノエリアは初めから冷めた視線でレイチェルを見下しているような気がした。
思えばその時からレイチェルはノエリアが嫌いだった。
それにレイチェルよりも美しく、頭も良く、王太子の婚約者であるノエリアが気に入らなかった。
何もかも自分が1番でなければ気が済まないレイチェルにとって、ノエリアは邪魔でしかなかったのだ。
(ノエリアさえ居なくなれば‥私は1番になれる)
レイチェルのそんな気持ちはどんどんと高まっていく。
そしてその事をドロシーに相談するとドロシーは微笑みながらレイチェルに言った。
「レイチェル、お母様の話をよく聞きなさい」
「はい」
「貴女はこの国の王妃になるの」
「王妃?」
「ふふ、そうよ‥?貴女の大好きな1番になるの」