【短編集】婚約破棄から幸せを掴むまで
ノエリアはヘレンから送られてきた手紙に目を通してギュッと抱きしめた。
「ヘレン‥」
「またヘレンに会えるように手配しよう」
「ありがとうございます、ネストール様」
ヘレンはずっと想い合っていた騎士とネストールの国で静かに暮らしていた。
ネストールが手を回した事により、国を離れて駆け落ちしたのだ。
子供を身篭り、とても幸せなのだと手紙に書いてあった。
「君の望んだ結末だったかな?」
「‥‥どうでしょう」
「ノエリア‥‥僕はね、彼等を許すつもりなんて微塵もないんだよ」
「ネストール様」
ノエリアは無意識にネストールの名を呼んだ。
ネストールはノエリアを落ち着かせるように頭を撫でると、ゾッとするような笑顔を浮かべた。
「彼等は僕の大切なノエリアに何をしたと思う‥?」
「でも、それはわたくしが‥わたくしが何も動かなかったせいかもしれません」
「ノエリアのせいじゃない‥彼等にはノエリアを大切にするという選択肢もあったんだ」
「‥‥何故そこまで、わたくしを」
「ノエリアは、君は無意識に色んなものを僕に与えてくれたんだ」
「ヘレン‥」
「またヘレンに会えるように手配しよう」
「ありがとうございます、ネストール様」
ヘレンはずっと想い合っていた騎士とネストールの国で静かに暮らしていた。
ネストールが手を回した事により、国を離れて駆け落ちしたのだ。
子供を身篭り、とても幸せなのだと手紙に書いてあった。
「君の望んだ結末だったかな?」
「‥‥どうでしょう」
「ノエリア‥‥僕はね、彼等を許すつもりなんて微塵もないんだよ」
「ネストール様」
ノエリアは無意識にネストールの名を呼んだ。
ネストールはノエリアを落ち着かせるように頭を撫でると、ゾッとするような笑顔を浮かべた。
「彼等は僕の大切なノエリアに何をしたと思う‥?」
「でも、それはわたくしが‥わたくしが何も動かなかったせいかもしれません」
「ノエリアのせいじゃない‥彼等にはノエリアを大切にするという選択肢もあったんだ」
「‥‥何故そこまで、わたくしを」
「ノエリアは、君は無意識に色んなものを僕に与えてくれたんだ」