信じていた···疑う事も··なかった
引っ越し

日曜日は、朝から不動産回りをして
良い物件があり
そこに決めた。

会社にも近い1LDK
それから買い物へ。
取り敢えず必要な物を。

家具家電は、凛の恋人である
大雅さんにお願いした。

大雅さんは、家具家電の会社を持つ
社長さん。
ホテル等も経営している為
飛鳥建設とも取り引きがある。

お陰で、その日の内に
搬入してもらえた。

後の細々とし物は
茉優と二人で買い物に出掛けた。
これ可愛いね
こんなんあるんだ
これ便利そう  ····等等

久しぶりにゆっくり
何も考えずに買い物が出来た。

二人には昨夜の内に
経緯を話した。

半年間 泣いて悩んだ私を
知っている二人は、
何も言わずに話を聞いてくれた。

これからの事は、
大雅さんの友人である
時任弁護士さんにお願いする。

私は、財産分与だけで良いと
話した。
自分にも非があると思ったから

だが、時任さんは、
悪いことは悪いと、
教えた方が良いと
二人に慰謝料や迷惑料を
少しの金額でも
払わせた方が良いと
言ってくれたが

もう私は
関わることが嫌だった。

早都の事を考えるのも
二人の事を考えるのも

時任さんも
わかってくれて
私の負担にならないように
速やかに終わるように
しましょう。
と、言ってくれた。

日曜日の夜は、
茉優と凛と
引っ越し祝い?をした。
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