私たちの笑顔
第3章 絆

友達

「お風呂入っておいでよ」

「うん…」


重い足取りでお風呂へ行った。

涙を流しすぎたのか…

体に力が入らない。


「タオル持ってくるから…ゆっくり入っておいで」


またアキが私の涙を拭ってくれた。



お風呂の中でボーッとしてしまった。


ずっとシャワーを体にあてていて…


「由美!由美!!意識失ってない!?大丈夫!?」


アキがドアをバンバン叩く。


「大丈夫だよ。どうしたの?」


目の前には血相を変えたアキがいた。


「もう2時間も経ってるよ?意識失ってるかと思ってた…」
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