離婚直前、凄腕パイロットの熱烈求愛に甘く翻弄されてます~旦那様は政略妻への恋情を止められない~
(桔平くんかぁ。名前で呼んでるとか正直うらやましい)
私の淡い恋心は慶一郎おじさんにも内緒にしている。
(慶一郎おじさん、意外と口が軽いんだもん。姪だってことも秘密にしてくれなかったし)
「あぁ、聞いたことあるわ。入社当時は大門コーパイもお父さんのコネ採用だって批判されたって」
「あれだけの結果を出されたら誰もなにも言えなくなったけどな。だから美紅も大丈夫だよ」
さすがに……圧倒的な実力を持つ彼と自分を同列には語れないが、慶一郎おじさんの励ましはうれしいので素直にうなずく。
「美紅と同じ会社で働ける日が来るとはね、俺は純粋にうれしく思ってるよ」
ロゼワインを喉に流し込みながら彼はしみじみと言う。
「私も。まさかJG航空に入社できるなんて夢にも思っていなかったし」
狙っていたのは最近増えているLCC系航空会社だったのだ。JGとDLCの二大巨頭に比べたら多少は倍率がさがるし、すべり込めるかなと期待していた。JG航空はその練習のために記念受験したのだ。ところが、結果はLCC系が全滅でJG空港のみ合格。
「もしかしたら採用面接官が慶一郎おじさんに気を使った……のかな?」
慶一郎おじさんから働きかけなくても、なんらかの忖度はあったのかもしれない。思わずそう疑ってしまうほど自分でも想定外の結果だったことは事実だ。
私の淡い恋心は慶一郎おじさんにも内緒にしている。
(慶一郎おじさん、意外と口が軽いんだもん。姪だってことも秘密にしてくれなかったし)
「あぁ、聞いたことあるわ。入社当時は大門コーパイもお父さんのコネ採用だって批判されたって」
「あれだけの結果を出されたら誰もなにも言えなくなったけどな。だから美紅も大丈夫だよ」
さすがに……圧倒的な実力を持つ彼と自分を同列には語れないが、慶一郎おじさんの励ましはうれしいので素直にうなずく。
「美紅と同じ会社で働ける日が来るとはね、俺は純粋にうれしく思ってるよ」
ロゼワインを喉に流し込みながら彼はしみじみと言う。
「私も。まさかJG航空に入社できるなんて夢にも思っていなかったし」
狙っていたのは最近増えているLCC系航空会社だったのだ。JGとDLCの二大巨頭に比べたら多少は倍率がさがるし、すべり込めるかなと期待していた。JG航空はその練習のために記念受験したのだ。ところが、結果はLCC系が全滅でJG空港のみ合格。
「もしかしたら採用面接官が慶一郎おじさんに気を使った……のかな?」
慶一郎おじさんから働きかけなくても、なんらかの忖度はあったのかもしれない。思わずそう疑ってしまうほど自分でも想定外の結果だったことは事実だ。