2次元で恋をする私の邪魔をしないでください
「はい」
そのまんま回れ右して顔だけ振り向く。
「これ、君からじゃないの?」
「いえ、私の姉の友達が下咲先輩に一目惚れしたらしく手紙だけでも、と。他校なので渡すに渡せないと私に託されて渡しに来ただけです。」
早口で捲し立てるけどぶっちゃけ興奮気味です。
生イケメンですからね。

「...そうなんだ、てっきり、はは恥ずかしいな」
頬をかきながら笑う下咲先輩。
照れてるらしい。
マジで絵になる。

「では、私はこれで。」
ぺこりとお辞儀だけして私は今度こそ。
「あっれぇ~、てっきりまた椎に振られた女の子がここで泣いてると思ったのに。俺の予想ハズレ?」
のはずだったのだが。
どこから湧いて出た。
気づけば、下咲先輩の隣にヨッと肩を置いてこちらを見る茶髪のチャラそうな人。
おそらく3年生だろう。
いや、3年生だな。上履きの色青だものね。
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