【完結】離婚したいはずのお嬢様は、旦那様から愛の復縁を迫られる。


「夕飯出来てる?」

「あ、うん。今用意するね」

 カナトと私の分の夕飯を用意して、二人で夕飯を食べ始める。

「いただきます」

「いただきまーす」

 私の作ったミネストローネを食べながら、カナトは「ん、やっぱ姉ちゃんの料理は美味いな」と笑っている。

「そう?よかった」

「さすが姉ちゃんだな」

「ありがとう。 レイヤもね、いつもミネストローネ作ると美味しいって食べてくれるんだ」

 私がそう話すと、カナトは「今アイツの話してないだろ」と私を見る。

「いいじゃない、私の夫なんだから」

「姉ちゃんのことほったらかしで飲みに行く男なんて、旦那失格だから」

 カナトが厳しく言葉を告げるので、私は「そんなことないよ」と答えるが、カナトは「そんなことあるだろ。姉ちゃんのこと大切なら、姉ちゃんのこと優先にするはずだろ?」と聞いてくる。

「え……?」

「……悪い。旦那のこと悪く言わないって約束したんだったな」

「う、うん……そうだよ」

 カナトに色々言われると、なぜだかすごく不安になる。 なんでだろう……?

「出て行けって言われたら困るから、この辺にしとく」

「そ、そうよ! 私は本気だからね!」

「分かったよ」
< 88 / 134 >

この作品をシェア

pagetop