病気と仲良し(仮)

13歳。私、おかしいかも?

自分の体調の変化に気がついたのが、13歳頃だったように記憶している。

今までと違うような汗の書き方。
吹き出してくるような汗。
滝が流れるような汗。

あと、たまにちょっとした事でも息が荒くなる。

なんか、変だなぁとは思っていた。

思っていたが、それだけ。

家族や親戚、友達に相談することができない状況だったから。
というのが大きな理由だったと思う。



…というのも
実の母は、私が幼少期に亡くなり、私の中では実の母の記憶がない。


5歳に、今の義母と一緒になった。
小さい頃は良かったが、10歳くらいになると、自分の感情や考え方を表に出すことができなくなっていた。
義母は、ヒステリーでちょっとした事でも怒る。
自分の中で、段々と感情が消えていくのも分かっていた。
むしろ、感情を見せなくなっていた。

そんな理由から、体調がおかしいとは絶対に言えなかった。

多忙な父には相談するということも、全然考えられなかった。

父にはよく
<お前は、誰に似たんだ?>
とよく言われていたのが、原因かもしれない。
父の体型も全く似てなかった。
外見的な遺伝は全くなかったと言ってもいいくらいだった。
父は母の事を知ってるはずなのに…という反感しか持てなかった。

家族での除け者扱いをされていた気がしていた。



そんな理由から、自分の体がおかしいんだ。
とか
細かく、その病状を説明する術も持っていなかった。

それが、中学生になった歳の事だった。
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