硝子の枕③/ショージキな女♥【エロティックブラックSSの読切り第3話です♪】

ショージキな女♥

その1



首都圏某所…。
知る人ぞ知るアンダーステータス五つ星な💛ホ…、リッチネル❣

そのスーパーバリュールーム…、100号室では、まだメイクラブ前であったが…。



💖💖💖


”こりゃ、ブラックジョークになっちまったか…。この類相手で、リッチネルとはしまったな…(苦笑)”

「…いや、20分もこっちの無駄話に付き合ってくれて感謝してますよ。根ほり葉ほりですいませんでした」

オレは正直に言った。
誰に…❓

ソファーに収まっているオレの正面…、ビッグサイズのベッドにチョンと浅く腰を下ろした、黒いショルダーバッグを掛けたままの、カオリと名乗る30代後半らしき女に!

「いえ、いいです」

彼女の返答は見た目と掛け合わせたかのような、もろジミであった。
ちなみにここでの、条件反射であろう愛想笑みはちょっと、地味ではなかった…、と感じてしまった。



💖💖💖


それにしても…!
なんなんだ、この国は‼

シングルマザーへの公的サポートはもはや溺れた犬をタバコ咥えて見定めって残酷画だ!

異常な物価高、カンペキ完全な実質賃金だだ下げ、隠れ増税のオンパレード、江戸時代還りさながらな税金の年貢化、社会保障ごまかし削減…。
これ、もろシングルマザーをはじめとする現代ニッポン、最先端を突っ走らされてる低所得者・貧困層を小槌でドカンドカンだって!

「あの…、カオリさん…。長くなって済まないが、最後に二つお聞きしたい。このプア・ジャンプ・ジャパワークでこの”仕事”って、収入との納得度合で後悔はありませんかね?」

「えーと、ないですかね、とくに…」

「では、あなた方の”立場”を…、言い方は適切でないかもだけど、生活に困ってる貧困層の需要をビジネスネタとして設けてるプア・ジャンプ・ジャパワークのようなベンチャー分野にも抵抗は…、いいや、ぶっちゃげ言えば、踏んだくられ感という感情はありませんか?」

「別にありません」

彼女はきっぱりだった。
しかしながらだよ…!
強がりをやどしたメンタルがブクブクとかって、ある種の熱は臭った。

なら、ラストクエスチョンだ!


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