硝子の枕③/ショージキな女♥【エロティックブラックSSの読切り第3話です♪】
その2


「カオリさん…、これも失礼ながら、お聞きしたい。推測ながら、プア・ジャンプ・ジャパワークへの納めを差し引いた取り分と比較すれば、同じエッチならマイナーなAV出演の方がワリはいいと思う。そりゃ、晒しリスクはあるだろうが…。そこんとこのチョイス基準はどう捉えていたんですか?」

「私の場合、継続できる方ってことが第一でした。もちろん、顔出しとかやっぱり無理だし」

何とも無難でもっともなアンサーだったわ。
これでオレのインタビューは終わった。

「カオリさん…、ありがとう。いやあ~、中年オヤジのクソ話に付き合ってもらってありがとう。…でさ、今日はベッドインはいいや。ああ、もちろん、約束のお金は支払う。プア・ジャンプ・ジャパワークへも、客とは済んだと伝えてもらって、この部屋の時間調整はこっちで持つし。なので…」

ここでカオリは短い髪を両手で掻き上げて、ジミ女らしくないやや濃艶な目つきでこう突き返してきた。

「”お客さん”…、それって、私、NGってことですかね❓」

「いや、違う…。キミみたいな女性、むしろタイプだよ…。実は…」

ここで彼女はベッドから腰を上げ、オレに抱き着いてきた。

「もう、そっちのお仕事はおしまいでしょ❓取材記者さん…💖」

ドヒャー…、先刻承知だったのか、このオンナ…!



💖💖💖



「モチ、わかるわよ!だから…、今度は私のお仕事ってことなんです💖」

カオリは早くもオレのネクタイを解きにかかってるよ!

しかし!
オレはその手を両手で優しくつかみ、カオリにこう言った。

「カオリさん、無理することないよ。いいんだ…。ここの費用は勤務先の雑誌社から経費で落ちるし。…今日は貴重な意見ありがとう」

オレは畳みかけるように…、いや違うわ!
それって、逃げるようなフレーズだったわ。
実際、彼女はそれ、モロ読みだったし!

「私は今、雑誌社の記者だってことに気づいていながら、アナタにさらけ出して答えたんですよ。ついでにさらけ出しますよ。私、見ず知らずのオトコとココで抱き合うの、一番の楽しみなんで!さあ、さっさと脱いで、アナタも私の前に全部さらけ出し下さいよ!明日の食費にも困ってる哀れなシングルマザーだって凌辱してもいいから~💖』

参った…💦

リッチネル…、リッチに寝るってか…。
その深淵や難し…。

この夜、オレは久々に自分自身へ正直に一人の女性を抱いた。
自分にショージキなオンナを…。

この腐れた世、正直に生きること…、その勇気ある日々の様がどんなのりしろを生んでいるかを実感しながら…。



FIN





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