ぐーたらネコになってみたい!!☆私は貴方の腕の中で丸くなる☆


 「『朝から腰痛いよね〜」』

 昼の休憩室

 「お客様はまだ正月休みでうらやまし〜よ」


 『ほんと、ほんと!』


 たまたま一緒の休憩の時間に重なった、惣菜部「田口」さん年齢はほぼ一緒。


 彼女は結婚しており二人の子持ちのシングルパートさん。

 “説明しよう、この店ではシングルとは扶養で勤務している女性のことである”


 休憩に入ると何故か?みんな??会話が “腰いたいよね” から始まる(笑)


 私は店内で買ってきた冷凍和風パスタを温め、田口さんはお弁当を持参。


 温かいお茶を飲みながら、一週間も休みの人達が羨ましいと、大きな声で会話が出来無いのでボソボソと、どうでもイイ会話ですが!


 まぁ…それがいいのよ。


 って…ホッとしている時間に「小森さん」と副店長、いま休憩中ですが?なんかすこ〜し怖い顔?どうしたの?なんて言えませんが。


 『洋日配の棚に穴あきが多いよ、発注どうなってるの!在庫確認、自動発注ちゃんと活用してるよな』ってさ。


 身長はそれなりあり、体格はちょっとお腹出てます、丸顔副店長。


 私はパスタを食べる手を止めて、いつもと如く言い訳しまくり。


 『でたよ、言い訳女王』って言いながらドカドカで出て行った。


 言い訳女王ってなによ?!こっちは、ちゃんと自動発注やってます!!こんなに混むなんて不可抗力ダァーッ。


 目の前では笑いを堪える田口さんが、お腹痛いとヒィーヒィーいってる、人ごとだとおもって〜も〜。


 “ 遅くなったけど説明しよう穴あきとは?商品の在庫がスッカラカンになったということ ”

 在庫が無い=お客様に迷惑がかかる。仕方ないでしょう!私だってバカな頭で必死に発注してますよ!!


 私は必死に同意を田口さんに求めた。


 「小森さん、厄年だっけ?」


 なぜ!?そこに触れるかなぁ…もう…忘れたいのに〜…。


 “ 厄はまた一歩と着実に近づいていた ”


 私を抱きしめる大きな手。

  もう〜、あのおみくじは何なのよ!?


 おみくじはずっと信じますか?忘れたいですか?



 
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