やっぱり…キスだけでは終われない
休憩の後は化粧品などを洗面所にしまい、他の共用部分を見て回る。バスルームは乾燥機能付きでミストサウナもついているし、バスタブも広い。すると背後から柾樹が声をかけてくる。
「風呂が広くていいだろう。これなら二人でもゆっくり入れるぞ」
「えっ…お風呂は…。ひ、一人で入る方がゆっくり入れるし、いいと思います…よ」
「二人でもゆっくり入れるサイズだから遠慮するなよ」
「も、もう…。は、恥ずかしいじゃないですか」
同棲初日から激甘全開の柾樹に尻込みする私の温度差は簡単には縮まらない。次に寝室の扉を開くとキングサイズのベッドがあった。
「今日から二人で眠れるな。昨日までの2日間が寂しかった分、今夜が楽しみだな」
扉を開けたところで私を後から抱きしめてくる柾樹にドキッとする。
「あ、あの…」
「ん?」
柾樹の息が首筋にかかり、私の体が熱くなる。
「カナ…」
名前を呼ばれ唇が首元に触れ、チュッとリップ音が聞こえた。