*夜桜の約束?* ―再春―
「お前って、ショーの時、相当『寄せて・上げて・盛って』るんだと思ってた」
「ひ、ひどい~!」
「だって練習着も普段着も、ちっとも胸ないじゃんかよ」
──それは目立たせるのが恥ずかしくて、身体の線が分かりにくい上着とスポーツブラを着けているからです……。
モモは心の中でそう言い訳して、再び笑い出した震える丸い背中を見下ろす。
「まぁ良かった良かった~思ってた以上にあって! 折角だからちゃんと拝ませろ」
「えっ! あっ、やだっ!! 先輩~~!!」
左の身頃を掴んだ長い指を、引っぺがそうと両手で応戦するモモ。
凪徒はそんなモモを見上げ、
「じゃあ布団くらい掛けてやるから。それからこういう時くらい、『先輩』じゃなくて『凪徒』って呼べよ」
と、女性ファンを魅了してきた麗しいウインクを投げた。
「ひ、ひどい~!」
「だって練習着も普段着も、ちっとも胸ないじゃんかよ」
──それは目立たせるのが恥ずかしくて、身体の線が分かりにくい上着とスポーツブラを着けているからです……。
モモは心の中でそう言い訳して、再び笑い出した震える丸い背中を見下ろす。
「まぁ良かった良かった~思ってた以上にあって! 折角だからちゃんと拝ませろ」
「えっ! あっ、やだっ!! 先輩~~!!」
左の身頃を掴んだ長い指を、引っぺがそうと両手で応戦するモモ。
凪徒はそんなモモを見上げ、
「じゃあ布団くらい掛けてやるから。それからこういう時くらい、『先輩』じゃなくて『凪徒』って呼べよ」
と、女性ファンを魅了してきた麗しいウインクを投げた。