これって恋なの??
屋上に着くや否や桜子ちゃんはテンションが高かった。
「安住先輩〜.1回で良いから〜.桜子お話しして観たかったんですよね〜」
それは今まで私達が観てきた桜子ちゃんとはまるで別人のようだった。
常に亮にベッタリ。
あからさまに不機嫌な目で「一体コイツはなんだ?何故連れてきた」と言わんばかりの目で見られた。
「ボソ俺、あのタイプは無理だ・・・亮ドンマイ」
ボソボソと私と芽衣に聞こえるくらいの言葉で呟いた絢斗君。
しばらくすると・・・・・
「・・?!ゲッなんか笑顔でこっち観てるし・・・・悪魔」
「大久保先輩じゃないですかー〜」
今度は絢斗君が桜子ちゃんの餌食に。
「ボソねぇ、私の言った通りでしょ?」