小悪魔と仮面舞踏会

私はまた後ろを振り返る

すると

「あら…ごめんなさいね?私、邪魔してしまって…。」

と無表情なまま

言った綾香先輩…。

『いえ…。良いんですけど?見てたいんならどうぞ?』

そう言って小悪魔

モード全開の私は

手に握ったままの

弘正先輩のネクタイを

また引っ張って

今度は唇にキスをした…。

さっきよりも顔を

赤くする弘正先輩…。

私はこの修羅場さえも

楽しんでみせるわ…。

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