小悪魔と仮面舞踏会

気になってたこと

それは、実瑚が谷元君にちゃんと自分の気持ちを伝えたかということ。

今のまとまりのない実瑚の話を聞いているとなんとなくだけど

告白とかしていないような気がする。

「告白なんて…できるはずないじゃない。」

『えっ?実瑚…なんで?』

「答えなんて分かりきってるのに告白なんてできっこないに決まってるでしょ!?」

バカにしたように笑いながらそう言った…。

『実瑚…?』

「告白…したかったよ。でも無理だった!!私…思い切って彼に告白しようと思って、放課後彼に声かけたことあったの。そしたら、「俺も牧原に話が合ったんだよ」って言われた…。バカな私は勘違いしてた。彼がもしかしたら…私に?って…」

出てくる涙を制服の裾で拭いながら言葉を発する。

「本当…バカだよ。私のアピールが効いたかな?って一人で舞い上がってた…。」

自分を嘲笑うかのように笑い淡々と言葉を発していく…。

「彼は顔を真っ赤に染めて言った…。「俺、松山が好きなんだ」ってね。もうその時点で私…告白なんて諦めてた。その次には「松山と仲良いだろ?色々松山の情報教えてくれよ。」とか「相談に乗ってくれよ。」とか言われた…。」

『……。』

終始無言の私…。

なんて言ったら良いのか分からなかった…。

< 458 / 511 >

この作品をシェア

pagetop