小悪魔と仮面舞踏会

そして

「ちなみに言うと私は 正真正銘の松山 瑠美音よ。アナタが今日まで知らなかった 地味で真面目で? いっつも雑用を引き受けてる偽善者の。」

とイヤミったらしく言った。

俺は何も言えずに

ずっと松山を見つめていた。

そんな俺をみて

「クスッ…またそのマヌケ面撮ってもらいたいのかしら?」

とまるで挑発するかのように言った。

その挑発するかのような瞳が色っぽくて…。

顔の熱が上昇するのを感じた…。

< 54 / 511 >

この作品をシェア

pagetop