小悪魔と仮面舞踏会

そんな俺をみてニヤリと笑い

そっと俺の耳に口を近づけてきた…。

甘い香りがする。

甘くてじらすような香水の香りが…。

バクバクと心臓がやけにうるさい。

耳に触れるか触れないかくらいのキョリ…。

そのキョリが余計に俺をドキドキさせた…。

そして

俺は松山の発言に

耳を疑った…。

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