桜のティアラ〜はじまりの六日間〜
 「こういうのはどうですか?」
 と、マーチングの盛んな高校でカラーガードをしていた綾乃と、バトントワリングを長くやっている涼花(すずか)が二人で提案してきたのだ。

 「へえ、いいんじゃない?」
 
 他のメンバーも賛同して、ショーに加えることになった。
 
 そんなふうに、誰もがアイデアを出し合えるこの職場の雰囲気が、美桜はとても好きだった。

 与えられたものをただやるだけではなく、皆でショーを作り上げていく。

 だからモチベーションも上がるし、やりがいも感じられる。
 
 やがて前半の終わりの見せ場がやってきた。
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