俺達の笑顔
「当たり前だろ!大好きだよ!」


うわ!

俺何言ってんだ?

恥ずかしいっ!


「それなら大丈夫だな!」


太田が教室に入った。

俺はなるべく高井さんと同じ空間にいたくなかったから、まだバルコニーにいることにした。


しっかし…本当に高井さんはよくわからない。

人前で平気で付き合ってとか言うし。

ちょっと挨拶しただけで私のこと好きなんだとか勘違いするし。

恋愛をなんだと思ってんだ?



「そうなんだぁ!すごぉい!」

「私もびっくりしたよ〜!」


隣のバルコニーから壁越しに聞こえてきた笑い声…


由美の声だ…
< 79 / 160 >

この作品をシェア

pagetop