眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす
やっとの思いで言い切ると、神々先輩は目をぱちくりした。
「…あぁ、大丈夫だよ。羽のように軽いから」
「………」
答えになってませんよ?それ。
私が体重のことを気にしていると思ったのか、全く下ろす素振りも見せない。
とんだ勘違いをしているようです。
たしかに重いだろうなぁとかもあったりはする。
でも今はそれ以上に、至近距離で話すことの方がよっぽど恥ずかしい。
「…でも、困ってるみたいだから下ろしてあげるね」
「あ…」
少し申し訳なさそうに、私をベッドに座らせてくれた神々先輩。