【短編】KISS
「で、タクミはどうなんだよ?」

「あったりまえじゃん。やりまくり」

「まじで?いいな~!」

「ツバサも早く自分の部屋にでも連れ込んでさ」



信じられないけど、これは多分事実。

きっとミクだって知らない。

タクミくんがこんなこと話しているだなんて。



あたしもミクも遊ばれてるんだ。

ツバサくんはあたしのことなんか好きじゃない。

ただ、あたしとしたいだけなんだ。



あたしは二人にばれないようになんとかマックの外に出た。

そして、気がついたら涙がぼろぼろあふれ出てどうにも止められなかった。

知らない人が不思議そうな顔してあたしのことを見ていたけど、そんなことどうでもよかった。



ただ、悲しくて。


悔しくて。



あたしは、いっぱい傷ついたよ。


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