きみと3秒見つめ合えたなら
 すっかり体調が良くなった私は、それでもやっぱり部活に行くのが怖かった...のもあって、1日大事をとって、休んだ。

 そしてその翌日、放課後グラウンドに向かった。

「お?相川、大丈夫か?無理すんなよ。」
「ハイ。」
ゴンちゃんが明るく声をかけてくれた。
おかげで、少し、頑張ろうと思えた。

「相川、一昨日はごめんな、なんか。体調悪いのに、気を遣わせて。」
早瀬くんが優しく声をかけてくれる。

「大丈夫。課題、ありがとう。あれ?早瀬くん、今日、サッカー部は?」

 部活の最初から早瀬くんがいることはなかったので、不思議に思い、思わず聞いてみる。

「あと3日だから、この3日は陸上部に専念させてもらおうと思って。」

「そうなんだ、がんばろうね。」

「おう。」
 笑顔で応えてくれる聖斗くんにドキっとする。

 なんだか自然に会話ができた。
 うれしい。


 早瀬くんには陸上部に専念したい理由がある。

 実は男子リレーは昨日から不調らしい。
2走桐谷くんから3走早瀬くんへのバトンパスがうまく行かない。


 あと3日。
 早瀬くんの努力が実りますように。
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