本物のヒーロー

過去の記憶と先生

「懐かしいなあ、、、。」

とふと懐かしい記憶を思い出していた今の私。

漫画やアニメで、ヒーローキャラの背中を大きく描くことがある。

まさにあの時、先生の背中が大きく見えた。


私は小学校ではいじめもあって、よくクラスで浮いたりもしていて、過去の先生達を悪く言うつもりは無いけれど、その度に"人は変えることはできないんだから、自分が変わらないと。"と、相手側ではなく、貴方が変わるしかないと言われ続けた。

そんな時に先生は言ってくれたんだ。
「貴方達はどうなの?!!」と。どんな理由であれ、私ではなく相手側に意見を求める一言を。

あの時先生がどう思っていたかは分からないけれど、私にとって先生は〖本物のヒーロー〗でした。

小学校生活最後の担任が先生で本当に良かったです。

思い出す前までは、"小学校での楽しい思い出は、あまり良い物ではなかった"と思い、定番の修学旅行や遠足の話をしていたけれどこの出来事を思い出してからは、小学校での話を楽しく話すことができるようになった。

そこからまた話題も広がり、会話も続くようにもなった。

今は、コロナのせいでネットにこもりがちになるけれど、それでも人と繋がるきっかけになるには充分な出来事だったから。






だからあの時先生は、確かに私の世界を変えてくれたんだ。
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