月下の聖女〜婚約破棄された元聖女、冒険者になって悠々自適に過ごす予定が、追いかけてきた同級生に何故か溺愛されています。
「まあ、あんたが言うんならそうなんだろうねぇ。で、どうするんだい? 今すぐフラウエンロープへ行くのかい?」
「そうですね、すぐに向かいます。あ、ちょうど良かった。この地図買います」
トールはアデラが出して来た魔道具である地図を指差した。
彼がここへ来た本来の目的は、便利な魔道具かないか探しに来たのだ。
「……その地図は小銀貨五枚だよ」
「わかりました。はい、これ」
アデラが提示した金額を聞いたトールはすんなりと料金を支払った。
まだ魔道具として何も機能を使っていないから、はたから見るとただの地図にしか見えないのに、だ。
「王族ともなると、こんな地図一枚がそんな大金でも平気なのかねぇ」
「え? でもこれアデラさんが作った魔道具の地図なんですよね? だったら十分小銀貨五枚の価値はあるでしょう?」
アデラのぼやきを聞いたトールが不思議そうにしている。トールはトールでアデラに全幅の信頼を寄せているのだ。
「……全く。あんたたちは似た者同士だね」
「そう言われると嬉しいですね。あ、この地図の使い方を教えてくれませんか?」
「そうですね、すぐに向かいます。あ、ちょうど良かった。この地図買います」
トールはアデラが出して来た魔道具である地図を指差した。
彼がここへ来た本来の目的は、便利な魔道具かないか探しに来たのだ。
「……その地図は小銀貨五枚だよ」
「わかりました。はい、これ」
アデラが提示した金額を聞いたトールはすんなりと料金を支払った。
まだ魔道具として何も機能を使っていないから、はたから見るとただの地図にしか見えないのに、だ。
「王族ともなると、こんな地図一枚がそんな大金でも平気なのかねぇ」
「え? でもこれアデラさんが作った魔道具の地図なんですよね? だったら十分小銀貨五枚の価値はあるでしょう?」
アデラのぼやきを聞いたトールが不思議そうにしている。トールはトールでアデラに全幅の信頼を寄せているのだ。
「……全く。あんたたちは似た者同士だね」
「そう言われると嬉しいですね。あ、この地図の使い方を教えてくれませんか?」