―優しい彼女の本性は―
「ただいまー!」

「おかえり!まずは手を洗ってきなさい!」

「はーい!」

なんだかいい匂い♪これは今日の晩御飯はハンバーグね!

「宿題さっさと済ませちゃお!」

🕔

「よし、あとは音読だけね!お母さんー!」

「はーい?」

「音読!聞いてもらってもいい?」

「ええ、良いわよ。読んでご覧?」

「もちもちの木。〜〜〜〜〜」

数分後‐

「ありがと!ねえどうだった?」

「良い感じよ。ちゃんと郷子の声が聞こえたわ。」

「良かった!それじゃあ部屋に戻って、ゲームでもしよっと。」

ガチャ🚪
今日も予定通りに終わったし、いい感じね。

バタッ

「え?本?、ああ!美樹が前に遊びに来た時に、そのまま置いていったやつじゃない!」

ん?

ぺラッ

「____は、狙った人間の時間を操る。時間を巻き戻したり、先に動かすことが出来る、、。未来を夢見る子供の前に現れる、、、、。」

や、やだなにこれ、、、、。

「もしかしてぬ〜べ〜が隠してたのってこれ、、?」

どうしよう、、、。

「郷子ー?お友達が来てるわよー!」

「はーい!」

誰だろう。

「郷子!急いで来て!!」

「え?美樹?!どうしたのよそんな慌てて!!」

「いいから来て!走るのよ!」

バタン🚪

「美樹!!いきなりどうしたの?!」

「少しくらい察しなさいよ!今ぬ〜べ〜が妖怪と戦ってるのよ!」

妖怪と?!もしかして、、、

「もしかしてその妖怪って、____?」

「なんで知ってるの?!」

「美樹が私ん家に置いていった本に書いてあったのよ!」

「あら、そう。役に立ってよかったわ♪」

「ぬ〜べ〜!!!」

「広!ぬ〜べ〜!!」

ぬ〜べ〜が苦戦してる?!広も傷が、、、!

「郷子!!来るな!!!!!」

「ぬ〜べ〜!!」

「俺の生徒に、、これ以上手を出すな!!!」

《それはあの娘次第だな。その娘が、今の世を諦め来世で生きるというのであれば済む話じゃ。》

「何度も言うが、そんな事は絶対にさせん!!!郷子は、今この世界で生き、そして永遠に俺の大事な生徒だ!!!!」

「ぬ〜べ〜、、、。」

ぬ〜べ〜ったら酷い傷、、、。あのままじゃぬ〜べ〜が!!!

え?今、妖怪の後ろでなにか光った?

『〜〜〜!』

《なんじゃお前は、、、ぎゃあああああああああああ!!!》

「なんだ?!」

「今の何?!」

「見ろよあれ!妖怪が消えたぞ!!」

「誰か居るわ!」

暗くて良く見えない、、 。女の人?もしかしてあの人が妖怪を倒したの?

『ふう〜、、、大丈夫ですか?』

「「「「え?」」」」

すごくケロッとした様子で話すもんだから、つい間抜けな声を出しちゃった、、、、。
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