私たちのカンケイは【短編】



重なるはずがないと思っていた想い。








ヨナが、俺と同じ気持ちと言った。






「もう、一生離さない。ヨナの全部、俺だけのものだ」





キツく、強く抱きしめると、ヨナは優しく微笑んで





『最初から、私はダビのものだよ』






そう言って、俺の唇にキスをおとした。





俺らの関係は、歪で、ピースが穴だらけだった。




この穴が埋まった今、少しの気持ちもこぼさない。






「ヨナ、髪…解いて」






『っ、、』






「気持ちも丸ごとヨナの全部、俺のものなんだな。嬉しい」






『うん、もっと、求めて』





「っ、、上等」











俺が気まぐれで拾った女の子は、






今日、正真正銘、俺のもの(恋人)になった。



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