巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
「ああ、それは神殿からとある打診を受けたのですが、了承するまでは王宮に帰さないと足止めされていたのです。だから閉じ込められたと言うよりは軟禁に近いかもしれませんね」
「ええ……それもどうかと思うけど」
もしかして言うことを聞くまでは部屋から出さないってヤツ? まるで子供へのお仕置きみたいだな。幼稚というか何というか……。
「神殿からの打診は無視して帰りましたけどね。ただその件で大臣たちと揉めたり司教が怒鳴り込んで来たりと、対応に追われていたので中々こちらに顔を出せなかったのですよ」
「何だ、そうだったのか……もしかしてずっと閉じ込められていたのかと思ったよ」
だからエルが心配で早く助けに行かなきゃ! って焦ってたし。
「すごく心配してくれたんですね……嬉しいです。有難うございます」
エルがふんわりと微笑んだ。その笑顔からは嬉しいという感情が溢れていて、見ている私まで嬉しくなってしまいそうだ。
(うわー! 今までの笑顔も綺麗だったけど、笑顔の破壊力が更に進化している……!!)
エルのニコニコ顔がキラキラと眩しくて直視できない。闇属性なのにおかしいなあもう!