巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
中でも超大国である帝国はこのサロライネン王国にとって、地理的にも経済的にも重要な隣国だった。
思い通りにならない帝国を法国が良く思うはずがなく、帝国との関係を見直すようにと再三忠告を受けた。普通であればとんでもない越権行為なのだが、法国にはそれを従わるほどの力があったのもまた事実で。だけどそんな法国の思惑は外れることになる。
──何故なら、僕と帝国皇太子レオンハルトが意気投合し、友人となったからだ。
レオンハルトも法国の有り様に嫌悪感を抱いており、僕と考え方が一致したのもある。僕の属性についても「俺、光属性だし丁度いいじゃん! 光と闇のコンビって格好良くね?」とすんなりと受け入れてくれた。帝国には闇属性はただ珍しい属性という認識しかなく、法国のように忌むべきモノという考えがなかったのだ。
そしてレオンハルト自身も、帝国の始祖と同じ黒髪を持って生まれたために法国から「忌み子」と蔑称で呼ばれているのでかなり憤慨しているようだった。