巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
お爺ちゃんは頭をガシガシと掻きながら「そろそろ潮時かもな」と呟いたかと思うと、私の事をじっと見つめてくる。
「え……なになに? どうしたの?」
私が疑問に思っていると、お爺ちゃんは「お前も年頃になったしなぁ」とため息交じりに呟いた。
その呟きはどういう意味だと考えながらお茶を飲んでいる私に、お爺ちゃんがニヤリと笑い「サラはエデルトルート殿下が好きなのか?」と直球で聞いてきた。
「──ぶふぉっ!!」
「うわ、汚ねぇな」
思わずお茶を吹き出した私にお爺ちゃんが「やれやれ、やっぱりまだまだ子供だな」と仕方なさそうに言うけれど、きっとお爺ちゃんは私がお茶を飲んだタイミングを見計らっていたに違いない。
「ち、ちょっと!! 今のワザとでしょ!!」
テーブルに零してしまったお茶を拭きながら、お爺ちゃんをギッと睨む。
だけど私が睨んだところでこの人物が怯むはずもなく。
「悪い悪い。で、どうなんだ? 殿下のこと好きなのか? ん?」
口だけの謝罪をしつつ、再びお爺ちゃんがぐいぐいと質問してくる。