巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
でも「身体におかしいところは無いか」と聞かれ、思い当たる事があったものの、多分大した事じゃないだろうし、これ以上お爺ちゃんを怒らせるのは避けたいので黙っていようと思う。
「大体なぁ、無闇矢鱈と人間を鑑定するのはご法度なんだよ! ……って、お前まさか鑑定して良いって許可した訳じゃないよな?」
お爺ちゃんに聞かれた私はぶんぶんと首を振って否定する。
「だよな! 無許可だよな! くっそー! 知ってたらあいつら纏めて破門してやったのに……!!」
(司教達を破門する前に自分から破門されたもんねぇ……)
私は時すでに遅しと悔しがるお爺ちゃんを眺めながらお茶を飲むと、そう言えばと思い立つ。
「お爺ちゃんは私の属性を知っていたの? 知ってたなら教えてくれたら良かったのに」
もしかしたら大司教に言われた魔力量の少なさを気遣ってくれたのかもしれない。
魔力量が少なくてがっかりはするけれど、落ち込んだりしないのに。
「ああ、それなぁ……。機会を見てお前には話さなきゃとは思ってたんだよなぁ……」