巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
(大聖アムレアン騎士団……! 魔王でも裸足で逃げ出すと言われている法国の懐刀だよね……? それぐらい強くなれって、なんちゅう無茶振り!)
さっきから神殿派の議員達は何でもかんでも否定してくるので、部外者の私でもいい加減腹が立ってきた。
否定するなら代わりとなる代替案を出すなり提案するなりすればいいのに。
「今すぐは無理でしょうが、ご期待に添えられるよう、尽力する所存です」
だけどお爺ちゃんは、神殿派議員達の嘲笑を気にすること無く、余裕の態度で返事をした。
その堂々とした姿はその辺の貴族達より貴族らしく、私でも思わず見惚れるほどだった。
(お爺ちゃん格好良い! いつものお爺ちゃんならとっくにブチギレているのに……!)
相手を困らせるつもりが全く動じず、寧ろ余裕の態度を見せられた議員達が悔しそうな表情を浮かべている。
「……ほ、ほう、随分自信があるようだな……! 本当に我が国の騎士団を大聖アムレアン騎士団レベルまで引き上げられると……?」
「はい。私、シュルヴェステル・ラディム・セーデルフェルトの名にかけて」