巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
「不肖シュルヴェステル・ラディム・セーデルフェルト、謹んでその任お受け致します」
「うむ。我が王国騎士団の練度向上を期待している」
騎士団長の任を受理したので、お爺ちゃんの正式な騎士団への入団が決まった。
だけど日を改めて、今度は国王陛下から任を与えられる任命式が行われるという。
(うわー! お爺ちゃん本当に騎士団長になるんだ……!!)
私がお爺ちゃんの出世に感動していると、またもやおじさん議員が文句を言ってきた。
「き、騎士団全員を倒したのなら、その者の腕前は確かなのでしょう。だがしかし! 腕が立つだけでは団長の任は務まりませんぞ!」
「……確かに。それで騎士団の練度を上げることなど出来るのか?」
「練度を上げるのなら、この世で最強と謳われる大聖アムレアン騎士団ぐらいにはなって貰わないとねぇ」
「左様、ならば我らも安心して騎士団長を任せられるというもの」
発言した議員達の言葉に、同じ神殿派であろう他の議員達もニヤニヤと意地悪そうな笑みを浮かべる。
お前に出来るものならやってみろ、という心の声が聞こえてきそうだ。