巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
<穢れし者達>の発生は国家存続の危機であり、その恐怖と驚異から逃れられる唯一の手段がアルムストレイム教が秘蔵する<聖女>や<聖人>と呼ばれる聖属性の人間と、聖属性が付与されている<聖水>や<聖宝>などだ。
各国で発生する<穢れし者達>は、早く対処しないとどんどん力が巨大になり、対処が遅れると国が一つ滅んでしまう。国を守る為にはアルムストレイム教に頼るしか無いのが現状だ。
「だからアルムストレイム教は六つの属性が揃わないよう、嘘の情報を流し操作したのです。闇属性が忌み嫌われるように」
アルムストレイム教にしか出来ない、普通であれば不可能だと思われていた<浄化>が本当は可能で、巧みに情報操作され秘匿されていたとなれば、世界中で非難されるのは必至だろう。
「信仰心が強い者ほど、自分が信じるものに盲目的になりますからね。だから神殿がそう主張すれば、人々は疑うことなく受け入れてしまうのです」
神殿が人々の信仰心を利用し、自分達に都合が良いように思考を誘導しているとは。
昔から神殿には良い印象は無かったけれど、まさかここまでしているとは思わなかった。