巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。

「聖属性を持つが故に、愛のない結婚を強いられる……そんな歪な行為を繰り返したからでしょう、『花園』では聖属性を持つ赤ん坊の出生率が年々低下しているのです」


 シス殿が騎士団長を辞めてから十五年経過しているから、当時から更に出生率は低下していると予想する。


「サラの母親……聖女レティーツィア様はそんな結婚を嫌がり、激しく抵抗したと聞いています。そして父親のクラウディオもまた、『花園』の存在意義に疑問を持つようになった、と」


 サラの父親であるクラウディオが団長を務める聖ファーレンテイン騎士団は、法国の最高戦力である大聖アムレアン騎士団に次ぐ強さを誇るけれど、その役割は<聖女>や<聖人>の守護なのだそうだ。


 聖ファーレンテイン騎士団は、聖女達が各国から要請され来賓として招かれる時や、祭祀を行うために遠征する時に護衛として同行する。

 更に最凶の厄災である<穢れを纏う闇>を浄化するために、<聖女>の力が必要になった時も同行し、<聖女>が浄化を終わらせるまで<聖女>の身を守りながら戦うという。
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