巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。

 これで子供達は今後、闇のモノと対峙することになっても、パニックになること無く対応できるだろう。もうエルには感謝しかない。


 私は改めて闇属性の素晴らしさに感動した。今まで貶められていたことが信じられないぐらいだ。

 自分達の利益を守るために、闇属性の間違った情報を流したアルムストレイム教の罪は、私が考えるよりもずっと重いのかもしれない。




 * * * * * *




 ──<穢れし者>が討伐されてから一週間が経った。


 エルのおかげで子供達はすっかり元気になり、闇のモノに対する恐怖心もすっかり克服できたようだ。


 だけど、今回の事件で心に傷を負ったのは子供達だけではなかった。討伐に参加した騎士団や、その場に居合わせた市場の人々の中にも同じように不安障害などの精神疾患を発症した人がいたのだ。


 そんな悪夢に苦しむ人達にも救いの手を差し伸べたエルは、王都中で神の御使いだと崇め奉られている。

 逆に神殿の権威は大きく失墜し、教徒の数も激減しているのだと、様子を見に来てくれたヴィクトルさんが嬉しそうに教えてくれた。
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