無口な担当医は、彼女だけを離さない。
***
「ねぇ先輩」
「んー?」
「やっぱ昨日の人彼氏っすよね?」
「っ⁈ごほっ…はぁ?」
「動揺しまくりじゃないですか…」
次の日。この日も私はお昼からバイトだった。そして今は疾風くんとご飯に来ている。
バイト中も聞かれなかったし何とか信じてくれたと思ってたのに…。
「てかなんでそんな隠すんですか?俺なんかにバレたって支障なくないすか」
「いやまぁそうなんだけど…ね。ほんとに彼氏じゃないからなぁ」
「でもあんな人が先輩のお兄さんなわけないじゃないですか。くっそイケメンだったし」
「すみませんね下手な嘘で」
「やっぱ嘘なんだ」
「あ。」
もう今日だめだ~…。お酒も入ってるしまともに話せない。
確かに疾風くんに話しても問題はないんだけど…変に病気のこと知られたくないし。