星屑の中から君をみつけた


「あとさ、栞麗外で照れんのやめてね」

「えっ、なんでですか」

「かわいいから」



だめだ。この人付き合った瞬間いちいち話す言葉が甘い、甘すぎる。


さっきの言葉で更に顔が赤くなった気がする…。


ダブルベットだから十分広いはずなのにめちゃくちゃ密着してくるし。



「かわいいね」

「も、もう言わなくていいっ…」

「ずっと言いたかったけど言ってなかったんだよ今日くらい言わせろ」



そう言って世那くんは私にキスをした。


緊張と言葉の甘さが合わさって頭が溶けそう。



「…眠い?」

「眠かったけどもう覚めちゃいましたよ…」

「そ、じゃあもうちょっと付き合って」



結局その日はしばらくキスされ続け、次の日が休みだったことに感謝した私だった。

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