無口な担当医は、彼女だけを離さない。


私って医者から見てそんなに危ない患者なのだろうか…。



「ん、着いた」

「ありがとうございますっ」



柊さんの家に戻ってきて、荷物をおろす。



「ここ自由に使っていいから」

「えっ…この部屋全部、ですか?」

「そうだけど」



用意してもらった部屋があまりにも広すぎて混乱。


さっき車見た時も思ったけどやっぱりお医者さんってお金あるんだね…。ここのマンション自体もなんか異様に綺麗だし。



「元々ここはゲストルームで普段使ってないから気にせず物置いちゃっていいから」

「は、はい」

「そんなあからさまに緊張しなくても」



いやするに決まってるよ…!こんな広い部屋、生まれて初めて入ったもん。

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