爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。

「今日の髪型いいな、横顔がよく見える」



珍しく大冴くんからそんな言葉が出るとは……



菜摘は少し赤くなって



「ありがとう」といった。



首に触ってくる

「これはわざと?」



おくれ毛をクルクルされた。




「うん、少しだけ垂らした、あとサイドも、初めてお団子にしたんだけど変じゃない?」



「うん、先輩また鼻血だすんじゃね(笑)」




「私また会うの?」



「行事がないとそうそう会わないと思うけどな」


大冴くんは触るのをやめた。

「俺も変わりたいな……」



「髪の毛?」



「何でだよ(笑)」



「違うんだ(笑)」



教室に入ると瞬弥のカバンはまだなくて、始業時間ギリギリに入ってきた。



走ってきたようで肩で息をしていた。



後ろから大冴はドンと椅子をける



瞬弥は後ろを向かず手だけ待ってと指示しているようだ。



カバンから飲み物を出して飲んでいる




一限が終わり大冴が話しかける



「何で先に行ったんだよ」



「昨日部室の入れ替えが出来てなかった事を朝思い出したんだよ」





バスケ部は部員が多いため1年生は部室に入れない



3年生の荷物が昨日なくなったから1年生の場所を決めなくてはならない


< 172 / 254 >

この作品をシェア

pagetop